先週の木曜日(7/30)に宣伝会議主催の「広告効果」を高めるための1日集中講座に参加してきました。
企業と代理店の橋渡し役、というマーケティングコンサル、とでも言うのでしょうか。とにかくそんな感じのことをやってらしている宮澤節夫氏と、企業目線からということで、参天製薬株式会社 広告宣伝担当マネージャーの橋本昌宙を迎えての講座でした。
「広告効果」と銘打つからにはWEBが中心のお話かなと思ったのですが、ほとんど話はプロモーション全体のむしろ紙媒体中心のマス広告やダイレクトマーケティングも含めた「宣伝効果」のお話でした。
IMCなどといった言葉も出てきていて、WEB+αでコミュニケーション設計が出来るようになりたいと思う私は個人的にすごく楽しかったです。
また宮澤さんがすごくステキな方で。
コピーライターのご経験もあるということで、クリエイティブの目線での「効果」の話もあったり。
質疑応答のなかでひょっと出てきた、“「目を引く」広告と「心に残る」広告は相反する”とかはすごーく印象に残っていて、このコトバを聞けただけで行ってよかったな、と。
当たり前のことなんだけどマーケターとして、制作出身者として両方の立場を経験した上でこれを言ってくれたのがとても感慨深いものがありました。
もう一人の橋本さんも、外資の有名な企業のマーケティングのご経験もされていて、それで日本企業で同じ仕事をしていくのには色々な弊害があったでしょうに、ご自身の経験を上手く日本企業に消化している方だなぁという印象が。
すごく思考力と判断力と実行力のある、いい広告主さんだなという印象。
聴講者の質問を聞いていると、まだまだ今回の講義の内容っていうのは浸透してしかるべきだな、と思いましたし、宮澤さんが最後に「広告主はもっともっと強い意思を持つべきだし、代理店はそのためにどんどん情報を開示すべきだ」ということをおっしゃられていて、このコトバを今のタイミングで聞けたことは本当に本当に、自分の中の財産になりそうです。
企業内での「宣伝担当」についてのジレンマとか、そういうのにとても良い刺激になる講座ではないでしょうか。
私は広告主でも広告代理店でもないですが、今はどちらかといえば代理店に近い立場にいます。
ですが、”広告主の立場に近い”と言える様なマーケターになりたいと改めて感じた時間でした。
JUGEMテーマ:ビジネス